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京都大学技術士会第7回講演会が開催されました。(2016年11月5日)

 第11回京都大学ホームカミングデイの開催にあわせ、百周年時計台記念館国際交流ホールIにおいて、京都大学技術士会第7回講演会が開催されました。この行事は、会の主要事業の一つである会員の継続研鑽を目的として企画されたもので、関西地区に在住する会員を中心に49 名の参加がありました。冒頭、大西有三 会長(元理事・副学長、工学部・1968年卒)の挨拶に続き、京都大学生態学研究センター高林純示教授のご講演が始まりました。

 講演は「植物と昆虫の会話を解読する~植物が作り出す生態系情報ネットワーク~」と題して、植食者の食害で植物から発せられる揮発性成分「植食者誘導性植物揮発性物質」を介した、生物間相互作用ネットワーク研究についてのお話しでした。この現象は、植物が害虫に食害を受けると特有の揮発性物質を放出して、害虫の天敵である寄生蜂(ボディーガード)を呼び寄せることによって自らを守り、一方で寄生蜂も効率よく寄生できる相手(害虫)を探す手がかりとなるという生態系における共進化の一形態であり、動けない植物だからこそ目に見えない香りを介した周りの生きものとの情報交換が重要であることを強調されていました。さらにはこれら研究を応用した農業の実験的な取組み等についての紹介もあり、日ごろ技術者として活躍している参加者にとっても興味深いお話となりました。講演に引き続き、質疑応答も活発に行われました。

 講演会終了後、会場を楽友会館に移して懇親会が開催されました。冒頭、京都大学マンドリンオーケストラOB等有志による歓迎演奏に続き、急遽駆けつけてくださった徳賀芳弘副学長のご挨拶を頂いた後、幅広い年齢層・分野の技術者の方々が参加されての有意義な意見交換が行われました。最後は全員で『琵琶湖周航の歌』を合唱し、本学の発展と会員のますますの健勝を祈念して、盛会のうちに閉会しました。



左から、開会の挨拶をする大西会長、講演をする高林教授、懇親会で挨拶をする徳賀副学長


左から会場の風景、懇親会の様子


参加者集合写真