設⽴の経緯
19世紀の終わりに帝国大学として京都大学が設立されて以来、同窓会は学部又は大学院の部局単位で組織され、それぞれが活発に活動してきていますが、大学全体の同窓会組織は存在していませんでした。しかし、京都大学全体の発展に貢献することを目的として、部局等の同窓会との緩やかな連携組織として、2006年11月に京都大学同窓会が設立されました。
活動
京都大学同窓会は、会員相互の交流と親睦を図るとともに、京都大学と共に発展することを目的としています。
京都大学同窓会では、毎年、母校に帰っていただき楽しく過ごしていただくホームカミングデイを開催しています。また、国内・海外の地域同窓会、横断型同窓会およびクラブ・サークル等同窓会では、講演会や懇親会そしてレジャー、スポーツなどをとおして交流を深めています。
- 1.学部・研究科等部局の同窓会
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学部・研究科および教室等の同窓会です。同窓会に入会すると自動的に京都大学同窓会の会員となります。また、学部・研究科および教室等の同窓会には現役の教員、学生を含めているところが多く、同窓会をとおして教員、学生が交流を深めています。
- 2.国内の地域同窓会
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各都道府県で活動する同窓会です。地域ごとに総会などを開催し、京都大学から講師を招き講演会を開催するなど活発な活動を行っています。
また、京都大学が行う最先端の研究成果を社会に発信する京都大学地方講演会の開催に協力し、大学との連携強化と地域の皆さんとの交流に一役買っています。 - 3.海外の地域同窓会
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海外のそれぞれの国で活動する同窓会です。京都大学には毎年、100ヶ国を越える世界各国から、留学生および研究者が在籍し、学業或いは研究に専念しています。これらの留学生・研究者が帰国し、母国で組織している同窓会や、日本人駐在員による同窓会があります。
大学と連携して、シンポジウムの開催や懇談会等を行うなど、大学とも積極的な交流を図っています。 - 4.横断型同窓会
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特定の学部や研究科の垣根を越えて、また地域性にとらわれることなく同じ目的をもつ同窓生同士の同窓会です。講演会や懇親会を活発に開催して、大学との連携強化および積極的な交流を図っています。
- 5.クラブ・サークル等同窓会
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学内公認課外活動団体のOB・OGによる同窓会です。現役団体の活動をサポートするとともに、世代を超えて会員相互の交流・親睦を図り、大学とも連携して活発に活動しています。
地域同窓会の魅⼒
本学は全都道府県および一つでも多くの国に地域同窓会を設立することを目指しています。
地域同窓会の魅⼒は、出⾝学部・⼤学院、分野・領域の垣根を越えてお互いにフランクに交流できることです。そこで得られる多種・多様な情報は、グローバル化が進み、多様化する⽇本で、世界で活躍するうえで⼤いに役⽴つものと期待されます。
また、地域同窓会が知の宝庫であります⺟校の京都⼤学と連携することにより、それぞれの同窓⽣の活躍が強化され、⼤きな発展につながります。このことは地域、⽇本、そして世界の発展に⼤きく貢献できるものといえます。
⼤学との架け橋として
京都⼤学同窓会が⽇本国内および海外の同窓⽣相互の絆を強める「架け橋」となり、そして同窓⽣と京都⼤学との「架け橋」となることが、⽇本、そして世界で活躍する同窓⽣に役⽴ち、京都⼤学の発展につながるものと思っています。
京都⼤学同窓会 組織図
同窓会の会員相互の交流と親睦をはかり、併せて、京都⼤学の発展を期し、これに貢献することを⽬的とする。